ペーペー日記帳

社会人になって1年半経ちました

3年ほど前に声がおかしくなりまして

20歳を過ぎた頃から体力の衰えを感じ始めました。

風邪を引いても治りが悪く、すっきりしたない体調が続き、ある日気がつくと治っている。というパターンを年に数回繰り返します。

中学や高校のころの免疫力をとりもどせるなら、取り戻したい。






21歳になる歳の夏、多分人生最後になるであろうオールカラオケをしました。
その年、わたしは大学三年生で、進路の関係で夜8時くらいまで毎日大学に残って勉強してました。

その日のカラオケオールは息抜きのための遊びで、10人以上のメンバーが集まりみんなの就活事情を聞くにも良い機会でしたので私はとても楽しみにしていました。

夜12時頃、愛知県のとあるカラオケ店で待ち合わせでした。

カラオケでオールというのは大学1〜2年の間に何回もしていたので、そんなに自分の体調を気遣うこともなかった気がします。
2つか3つの部屋に分かれてカラオケはスタートしました。

異変を感じたのは順番が回ってきて1曲目の歌を歌い切ったところです。

(…なんか喉がゴロゴロ言うぞ)

実際に声を出してみるとガラガラなのはすぐに分かります。

たまたまだろうと思い、次は比較的声の出しやすい高音の歌を歌いました。

しかし声をだせば出せば出すほど、喉の調子は悪化していきます。その時点になってやっと
あれ…?これは?もしかして?ヤバイやつ???????
と気づき、しばらく歌うのをやめて大人しくしてました。

しばらくすれば治ってくるだろうと高を括っていた私。

甘かった。

実に甘かった。

いくら時間が経っても治らないゴロゴロ。そのうち、ゴロゴロとも言わなくなり喉からはシーハーハーと息が漏れてくるのみ。

うそだろ!カラオケで喉を潰したにしては酷くないか?ていうかまだ2曲しか歌ってないわい!
全然歌わない私を心配してくれる周りの友達。それに返事する声すら出せずただひたすらまるで賢者の様に頷いてました。

そのまま夜が明けて朝になり私は家に帰りました。この家に着くまでの記憶はありません。恐らく電車で寝ていたんでしょうね。
そして家に到着したのは良いのですが、何か体調がいつもと違いまして。のどだけではなく、全体的に調子悪い。

悪い予感しかしないと思いつつ体温を測ってみると、

38度ありました。
(ほらねー)

振り返るとカラオケに着くまではピンピンしていたというのに着いてわずか1時間程度でダウンした私
あのカラオケにどんだけ風邪菌が潜んでいたのかと思うとカラオケ恐ろしいですカラオケ….


その後2日程度で風邪の症状はなくなりました。(よかったよかった〜)

しかし問題はこの後でした。

声が、シーハーハー状態から一向に良くならないのです。


学生の間、私は酒蔵料理屋でホールのアルバイトをしていたました。
声を出せないと話にならないので、しばらくお休みを頂こうと考え、連絡をとるためにケータイをもったとき

「シーハーハー(この声でどうやって説明するんや…無理やろ)」

とこの問題の本質に気づきました。

連絡することもままならないため、とりあえずバイト先へ直接行って状況を説明しました。

そしてその日そのままシフトに入ることになりました。(今考えてもすごい)

声がカスカスでも意外となんとかなるもので、たまにお客さんにビックリされながらもまあなんとかなりました。

ホールなのでね、提供したらスッといなくなりますしね。
お客さんも、私の声を聞いても「今のは何だったんだ…」と一種の怪奇現象として脳内を過ぎ去って行くのみだったのでしょうね。

そんな感じで1ヶ月ほど最高にハスキーな、人間離れした声で過ごしたのち、いつの間にか声はもとに戻っていきました。

母は、一貫して傍観者だったのですが、声が治ってきた頃
「あんた、声治ってきて良かったね!もう一生そのままかと思ったよ!」
と結構ハードなこと言われました。


とにかく、夜にカラオケ行く時は要注意ですよね。それ以来、私はカラオケに3時間以上滞在しないようにしてます。
あと、なるべく空気が綺麗そうなお店に行くようにしてます。
そこまでしてカラオケ行きたいか?って話ですよね。私、カラオケは好きです。

もうあんなことになるのはゴメンですけどね。


おしまい。